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3Mix-Mp法

3つの抗菌薬で病巣を無菌化し、自然に治る(組織修復が起こる)のを待つ治療法です

従来の方法は、ムシ歯になったところを徹底的に削り取るのが原則です。歯の神経に近い歯質(象牙質)には、細い管(象牙細管)がたくさん通っていますが、この管は白血球がなかなか入れない程細く(3/1000ミリ)、消毒剤も届ききらない場合があるので完全な無菌化は難しいのです。

一度削ると、再治療のサイクルにどうしても入っていくのです。

3Mix-Mp法 (スリーミックスエムピー法)
23年前に新潟大学の星野博士が考えだされました。当初は安定しなかったそうですが、タクシゲ歯科医院の宅重先生が、2つの基材を混ぜ合わせることで、薬剤が叙々に溶け長く患部に留まった上に、歯の奥までしみ込んでいくことを発見されました。
ムシ歯の場合は、象牙質を水でざっと洗い流し、3種類の抗菌薬を2種類の基材で練ったペースト状のものを、患部に置きフタをします。抗菌薬は拡散して、象牙質の細い管の中にも浸透し、病巣を完全に無菌化します。その後、残っていた象牙質も再石灰化し、より硬い象牙質になります。

麻酔も必要なく、基本的に1回、再発もほとんどない、心と体にとってもやさしい治療法です。体の自然治癒力を最大限に活かして、ムシ歯を治すのです。

細菌が、歯の神経まで届いているような重症のムシ歯にも有効で、多くの場合神経を残せるそうです。また、ムシ歯の他、歯周病や感染根管治療(神経をとった後)にも応用出来るみたいです。

ただ、まだ普及し始めてから時間がたっていないので、マスターしている先生は、全国で10名程だそうです。

  • 3つの抗菌薬  メトロニダゾール・シプロフロキサシン・ミノサイクリン
  • 2つの基材  マクロゴール・プロピレングリコール 
    (MPはこの頭文字)

抗菌薬は、内服薬として使われており、使う量も1/50〜1/100とわずかなので副作用の心配はまずありません。成功率は90%以上。保険適用外ですが、使う薬の量が微量なので、1本3000円程度になり、普通の治療とそんなに変わりません。

私は、今度つめものがとれたらぜひやってみよう!と思っています。

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