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歯科のレーザー治療 laser

今までの治療と上手く併用すれば、出血や痛みなどのストレスが少なく、体に優しい質の高い治療が可能になります

切開・殺菌・治癒促進・エナメル質強化・知覚過敏・漂白など、ムシ歯・歯周病から、予防・美容に至るまで、効果はとっても広範囲です。

ただ一口にレーザーといっても、種類(波長)によって、得意・不得意があります。

歯科ではまだ新しい技術ですし、正直、分類の仕方や、名称もいろいろなものが出ていて、やや混乱ぎみの模様です。自分がどんな治療を受けたいかをまず考えて、それが得意なレーザーを受けるのが安心でしょう。

人は、70%が水で出来ています。ここでは、この水に対する吸収率の違いで大きく2つに分けてあります。(骨なども同じ傾向に)

  • 表面吸収型 
    水によく吸収され、あてた所でほぼ全てのエネルギーが吸収される
  • 透過型 
    水(生体)にあまり吸収されないので、光が中まで届く

透過型でも、チップを細くしたり、表面に吸収剤を塗ったりして、表面型のようにも使えるのですが、何割かは透過するようです。

代表的な歯科用レーザー

  CO2 
炭酸ガス
Er:YAG 
エルビウム 
ヤグ
Nd:YAG 
ネオジウム 
ヤグ
半導体
波長 10.6μm 
遠赤外線
2.94μm 
中遠赤外線
1.06μm 
近赤外線
0.81μm 
近赤外線
水(生体) 
への吸収
高い とくに高い 低い より低い
届く深さ 基本的に表面に作用 
(表面吸収型)
深部まで作用 
(透過型)
切開・蒸散 
(パワー大)
エネルギー効率が高く 
メスとしての効果に優れる 
切れ味が鋭く治りが早い
切開よりも凝固に優れる 
周りも熱変性するので 
治りがやや遅い
知覚過敏・疼痛緩和・口内炎 
(パワー中・小)
表面が凝固膜になるなどで 
刺激が遮断される
光化学的な作用 
麻酔(知覚鈍麻) 
(痛みの伝達経路に影響) 
治癒促進効果 
(細胞の活性を高める)
特徴 レーザーメスとして良く使われる 
シェアNO.1
歯(硬組織)が削れる 
新しい
医科で古くから使われている 
(大きな手術) 
黒色によく吸収される
小型化できる
  • 1μm(マイクロメートル)=10-6

歯科で使用されるレーザーの主な作用は、光熱作用です。 歯ぐきが切れるのは、あてた所が非常な高温になって瞬時に組織が気化(蒸散)するからですし、殺菌も、熱でバイ菌を物理的に死滅させます。 エナメル質の強化は、熱で表面の小さな穴を閉じたり結晶を変化させたりして、耐酸性を上げます。 口内炎や知覚過敏は、凝固膜を作ったり、穴を塞いだりして、刺激を遮断します。 漂白は、漂白剤の活性を熱で上げます。(シミ抜きと同じ。他に濃度や時間でも)  歯を削る(幾何学的に正確に)のは、能率が悪く今はまだ研究段階のようです。  
他には光化学的な作用です。 主に透過型の弱いパワーで、細胞の活性化を促すなどがあります。 これは、パワー調節や時間や角度など、びみょうなサジ加減がモノを言うようです。 レーザーは、思わぬ所に影響する可能性もあるので、先生の職人ワザしだい、というようなところもあります。

日本レーザー歯学会の認定医は、現在約100人。保険は適用外です。(自費のところもありますし、通常の処置に準ずという形で保険内で取り扱ってくれるところもあります)

レーザーとは
波のリズム(波長)が揃った、人工的で純粋な光
最新のレーザー
歯科用レーザーは、熱で組織が変性(やけど?)するのを防ぐために、パルス波という断続的な光で使うことが多いです。最近では、このパルス方式を、水で冷やすハイドロキネティック方式に置き換えたEr:Cr;YSGGレーザー(ウォーターレーズ®・2.78μm)がアメリカで開発されています。

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